オリジナルのヴィンテージフレームに収められたままの写真を復元する
額装されたままの写真は、二重の意味で「遺物」です。写真そのものが歴史を記録していると同時に、額そのものもまた、時代を伝える歴史的な物体として、追加の歴史的文脈をもたらしてくれます。スキャンのために額を開けて写真を取り出すときは、どちらも傷めないよう細心の注意を払う必要があります。
遺物としての額
ヴィクトリア朝、エドワード朝、20世紀初頭のオリジナルの額は、現代の複製品から想像される以上に、骨董品として、また歴史的な物体として高い価値を持つことがあります。古い額を分解する前に、その扱い方を左右しうる骨董的な価値があるかどうかを見極めましょう。
安全な分解
古い額は、経年で脆くなる素材で組まれていることが少なくありません。ヴィクトリア朝の額の裏板は、酸性度が高く、もろくなっている場合がよくあります。金具は腐食しているかもしれません。各段階で記録用の写真を撮りながら、慎重に分解してください。
写真と額を再び一つに
スキャンとデジタル修復が終わったら、(額の状態が良ければ)実物の写真を元の額に戻すこともできますし、当時の雰囲気を保ちつつ、オリジナルが抱える保存上の問題を持たない、アーカイブ品質の新しい額に移し替えることもできます。
最良の結果を得るために
まずは、できる限り高品質なスキャンから始めてください。標準的なプリントなら600 DPI以上、小さなプリントや顔をはっきり判別したい写真であれば1200 DPIが目安です。たとえモノクロ写真であっても、カラーモードでスキャンすることで、AI修復アルゴリズムにより多くの情報を与えることができます。
修復が終わったら、最大ズームで結果と元の写真を見比べてください。顔は特に注意して確認し、本人らしさが保たれているかをチェックします。また、損傷部分をAIがもっともらしく、しかし不確かな形で補ってしまっている箇所がないかも見ておきましょう。
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